小さな船外機屋さんの地図

2022年9月6日火曜日

JOHNSON 2R76S EVINRUDE2802R 最終組み立て段階です。

 時間もかかり、やっと最終段階の組立段階です。

1960年代以降のEVINRUDE等のエンジンは、プラスチックが多く使用されるようになり、粘弾的には安くなったかもしれませんが、経年劣化、熱に弱く、パーツの強度不足が整備する人には問題です。

この年代の2馬力エンジンの日本で制作されたものは、金属が多く多用され強度的には問題ありません。製造の精密さ強度などこの頃から日本製に置き換わっていくことがよくわかります。



JOHNSON 2R76S EVINRUDE2802R プロペラの緩衝

 この時代のエンジンの回転によるブレを無くすためにプロペラがゴムとプラスチックアタッチメントで構成された緩衝パーツになっています。



JOHNSON 2R76S EVINRUDE2802R 軸受のローラーベアリングと耐熱塗料

 1960年代以降のエンジンの軸受にはローラーベアリングが使用されています。

しかし、一度分解すると組み直すのに苦労します。今回の1970年代も同じです。

単純に軸受にローラーが360度並べてあるだけです。軸と同じ径のホースを差し込んで、ローラーが落ちないようにグリスでを塗布してローラーを差し込んでいきます。



冷却水が循環するエリアには耐熱塗料を塗っておきました。