小さな船外機屋さんの地図

2020年6月12日金曜日

HONDA BF2D 分解整備する前の注意

投稿日: 2012年11月21日 作成者: product1125

先週から購入して初めてHONDAのBF2Dの整備をしていました。
ボルトの錆びも気になっていたのですが、しばらくぶりでエンジンを掛けようとしたら掛からないのです。

スパークはOKです。後はキャブレターです。いつもの調子で分解です。
さすが、5年近くキャブの掃除をしたことはなかったのですが、フロートチャンバの中は汚れがかなり溜まっていました。

ついでにキャブレターインシュレーターの口径のところを、ヤスリでゴシゴシ、

いつもの調子でホイホイと組立て直して・・エンジンは高回転で・・ムム、すぐ止まった。
キャブのメインジェットにゴミが溜まったのかなあ。再度、メインジェットの穴の部分を精密ヤスリを突っ込んでグリグリ、これでジェットの口径が大きくなったかもしれない。番手が上がったかも・・

再度組立て、エンジンが掛かってもやはり同じように、すぐに止まってしまいます。

どっか間違ってる。
BF2Dのサービスマニュアルの出番です。
パイロットスクリュは、締めてから2回転戻し
キャブレタパッキンの向きが違う。これって、よく見たら単にパッキンの役目だけじゃあない。
分解するときに剥がしたときに破れてしまったので、シリコンとテープ補修して組立てしました。
これって、分解するときはパッキンを用意しておかないと・・

エンジンは、始動して調子が良い、さすが、前より元気になりました。笑
後残るのは、アクセルグリップの調整です。可変ベンチュリより固定ベンチュリはちょっと面倒くさい。

この4サイクルエンジンを少しでも軽くするために、かなり努力しているのもわかりますし、従来の固定ベンチュリをここまで部品数を減らし、プラスチックを多用するのですね。
だから、パッキンも向きが決まっているのです。

ボルトの錆が心配でステンレスボルトに変更するという考えもあるのですが、僕の場合、あえて、ワイヤーブラシで錆を落とし、グリスを付けて再度使用しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿