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2020年6月11日木曜日

点火に関するコンタクトブレーカ

投稿日: 2012年11月22日 作成者: product1125

もう、既に点火方法は、CDI,トランジスタになっているので、新品で船外機を買った場合は、コンタクトブレーカはありません。

YAMAHAの2Bなどは、1994年までは点火方法はコンタクトブレーカを使っていました。
1995年からはCDI方式です。

CDI方式は簡単に言うと無接点方式とも良い、コンタクトブレーカは接点が開いたとき放電によりプラグからスパークします。

正直に言って、判ったようでわかっていなかったです。
勉強しました。笑

今は点火方式の回路までわかります。

このコンタクトブレーカの隙間0.35mmという意味がわかりませんでした。
この隙が一番強く放電し、プラグに高電圧を与えるのです。

このコンタクトブレーカが開く位置をフライホイールを写真のように回しながら探します。
開いたらゲージを入れて計ります。
0.35mm以下とか以上であれば、コンタクトブレーカのビスを緩めて位置をずらして隙間が0.35mmになるようにします。
ビスを締めて終わりです。

点火方式と言うの原理は、次の通りです。

マグネットーフライホイールで交流の電気を作ります。
ピストンが最上部から18度のところで強い直流の電圧を作ってイグニッションコイルに送ります。
このコイルは変圧器です。これで数千ボルトの電気を送ります。
スパークします。
爆発します。
エンジンは回転をします。

CDIユニットとは、交流電圧を直流にしてコンデンサに溜めます。
爆発が近づいてきたら、一気にコンデンサから直流電気をイグニッションコイルに送る部品です。
整流回路では、サイリスタ整流回路をCDIユニットと言うんです。

SUZUKIのDF2などは、CDIではなく、トランジスタなんですね。


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