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2020年6月11日木曜日

キャブレターの基本

投稿日: 2012年11月23日 作成者: product1125

僕の場合は、2サイクルの2馬力なので、キャブの調整や不具合の場所を探すのに、次のとおり知っておくと不良のときに大体判ります。
‘くれぐれもお断りしておきます。
これは、修理を目的にするもので改造等をお勧めしているものではありません。
もし、誤解されている方がいましたら、すぐに非公開と致します。
先日も、一番古いDT2は、最初すごく調子がよかったのですが、海で何時間も経ってからアクセルを上げるとエンジンが止りそうになるので、かなりの低速で走っていました。
大体メインジェットかなあ。と思いつつ、家に買ってキャブの整備をしたら、やっぱりメインジェットに本当に小さいゴミがあるではないですか。
パーツクリーナーで綺麗にしたら、バッチリです。
セッティングプロセス
ただし、メーカの純正パーツであればパーツ合わせは必要ありません。
1 他のパーツが正常で高回転で回らない時は、メインジェットを小さくします。
2 ニードルジェット
スロットルの開け始めから1/2開度付近でスムースについてこない。もたつき、さらに開けていくと 飛び出す
これはセッティングが濃い時の症状です。このような時にはニードルジェットの番手を下げます。  スロットル開度に対して、スムーズについてくるが力が感じられない場合はニードルジェットの番手を  上げます。これは中域までに薄い場合に発生します。
3 パイロットジェットのセッティング
全閉から1/4開度付近のスロットル開度の小さいところで効いています。ジェットニードルを合わせ ていってもだめな時に変更します。
開け始めもたつく・・・・・パイロットジェットを小さくする。
4 エアスクリューのセッティング
パイロットジェットよりもさらに小さな開度域で効きます。基本的にはマニュアルのセッティングか ら変更しませんが、パイロットジェットの変更をしたり、パイロットジェットが関与する部分で回転の 落ちに段付きがでるようならエアスクリューで調整します。
5 ジェットニードル
原則的にクリップ位置は変更しません。
僕の場合は、いつも真ん中か、メーカの出荷当時と同じにしてます。



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