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2020年6月11日木曜日

船外機のボルト・ナットについて

投稿日: 2012年11月22日 作成者: product1125

防蝕の話で、重要なこことです。
前に2チャンネルだと思いますが、HONDAのBF2のボルトがメッキで出来ていて安物だというコメントを見たことがあります。
ステンレスボルトにすべて変えると言ってました。
防蝕のことを忘れていませんか。
海水は電解液です。だから電池のように電気が流れて金属が減っていきます。
船外機本体に少しで侵されないように、鉛であるアノードが減って行きます。
じつは、船外機はアルミ合金であり、ボルトは鉄になります。必ず電蝕されるわけです、
しかし、メーカは良く考えていて、ドブ付けと称するボルトに「亜鉛メッキ」を施してあるのです。
もう気づきましたか。
そうです。海水による錆ばかりを気にしていますが、電蝕のほうがはるかに船外機が侵食されていくことが一番の問題です。
「亜鉛メッキが実はボルトのアノードの役割をしています。」
ステンレスボルトだと、電蝕によりボルトがスカスカ状態になります。
HONDAのみならず、2馬力の船外機は、亜鉛メッキのボルトを採用しております。
ただ、僕の場合古い船外機を整備しておりますので、既に亜鉛メッキも無くなり、錆が出ているボルトがあるのでステンレスに変えております。

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